session:リキッドバイオプシー
座長:寺尾公男氏(中外製薬株式会社)
尿中miRNAを活用したリキッドバイオプシー
水沼未雅氏
Craif株式会社 最高執行責任者
Craifは、尿などの簡単に採取できる体液中から、miRNAをはじめとする生体物質を高い精度で検出する技術プラットフォーム「NANO IPTM(NANO Intelligence Platform)」を基盤として次世代リキッドバイオプシーの研究開発に取り組んでいる。
特に尿中miRNAの発現パターンを機械学習することで早期にがんを検出する検査の開発に注力している。NGSを活用したmiRNAによるリキッドバイオプシー開発に関する取り組みや、miRNAのバイオマーカーとしての特徴・有用性について紹介する。
リキッドバイオプシーに強みを発揮する
キアゲンのトータルソリューション
上原周悟氏
株式会社キアゲン Marketing and Market Development Manager
cfDNAの分子解析には、いくつかの課題がある。例えば、cfDNAは健康な人であれば1~50ng/mlと非常に低濃度で、かつ変化しやすい濃度でしか入手できず、分析には困難を伴う。
このようにきわめて稀な事象の検出を実現するには、サンプル量を増やすことが一つの手段となる。
2022年に発売されたEZ2 Connectは最大8mlの大容量サンプル量まで処理が可能である核酸精製装置であり、手作業による作業を最小限に抑え、より高いレベルの再現性と標準化を実現する。
キアゲンは、リキッドバイオプシーの解析対象であるccfDNAやエクソソーム由来のmiRNAに強みを発揮する製品をサンプル精製から、dPCR、NGS、バイオインフォマティクスまで、トータルワークフローで多数取り揃えており、関連機器、NGSライブラリー調製試薬や解析ソフトを紹介する。